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スタッフを離職させないために経営者ができること

退職理由は本音じゃない

退職していく社員のおよそ半数はタテマエの理由を話すと言われています。
それはそうですね、上司との人間関係がいやで辞める人が、上司に本当の理由を告げるとは思いません。家庭の事情など、タテマエの理由を考えて退職の相談をするでしょう。

では、本音の理由さえ先にわかっていれば何かしらの対処が考えられます。

エン・ジャパンの調査による本音の退職理由
1位「人間関係が悪かった(25%)」
2位「評価・人事制度に不満があった(12%)」
3位「給与が低かった(11%)」
3位「社風や風土が合わなかった(11%)」
3位「残業・休日出勤など拘束時間が長かった(11%)」
6位「やりたい仕事内容ではなかった(8%)」
7位「待遇(福利厚生)などが悪かった(7%)」
7位「業界・企業の将来性が不安だった(7%)」
https://partners.en-japan.com/special/old/160203/2/

4人に1人が職場の人間関係に嫌気がさして辞めています。
職場の人間関係の改善が離職者を減らす一番の特効薬だと経営者は肝に命じたほうがいいかもしれません。

では、人間関係がよければどうなるのでしょう。
ある面白い実験結果を見つけたのでご紹介いたします。

人間関係がよければ給料が増える?

職場に友人が3人以上いると、給料の満足度が3倍になるとの研究結果があります。
つまり、友人が複数いる職場環境では、給料以上の満足度が得られるということです。

共に笑い会え、悩みを相談でき、お互い尊敬できるような友人だとしたらその効果がイメージできますね。

スタッフの昔からの友人を採用というのも一つの手ですが、
経営者として職場で友人ができやすい環境づくりをしていきたいですね。

その環境づくりをしていくのであれば、
採用の段階からそれをアピールし、「職場で友人をもっと作っていきたい」と考えるスタッフを集める事も必要です。

最後は社長(上司)の人間性

わたしのクライアントの社長の話です。
とあるスタッフから退職したいと相談を受けたそうです。
理由を尋ねるとなんとなく合わないと答えたそうです。

その社長は聞きました。
「辞めた後の転職先は決まっているのか?」と。

そのスタッフは何も決まっていないと答えました。

社長は言いました。
「決まっていないなら辞めさせるわけにはいかない。私は君を裸で外に放り出さない。うちで働きながらでいいから転職活動をしなさい。次が決まったら辞めればいい」と。

そのスタッフはそのままずっと辞めていないそうです。

おわりに

スタッフを離職させないためには人間関係が大切ですということを述べてきました。

では、少し視点を変えてみましょう。
もしあなたの会社が採用に困っているとしたら、人間関係が良好な旨をサイトなどで打ち出していけば人間関係が嫌で他社を辞めた人材に刺さるかもしれません。
本当は人間関係が悪いのに良いと嘘をつくのはだめですが、環境を改善しながらそれをアピールしていくのはひとつの手段になります。

これを機に職場の改善を検討してみてはいかがでしょうか。

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